人を疑うか信用するか

人を疑うか信用するか

「いらなくなった粗大ごみ、自転車、バイク、お引取りします」という放送を流しながら近所を回る類のトラックがこのごろ異様に増えました。

この間も、自宅近くの駐車場で友人と作業していたら。突然トラックが目の前に止まり、無精ひげを生やしたおじさんが降りてきて「いらないものありますか?」と、声をかけてきました。

正直いらないものはありましたが、あまりにも怪しさが強すぎたのです「無いです」と答えて関わらないようにしてしまいました。チラチラとクルマやバイクに視線を送るおじさんの行動が、どうにも不審に思えてしまいまして。

実は1年ちょっと前、近くで廃品引取り業者を装って白昼堂々とバイクを盗んだという事件が発生したのです。盗んだ人間は業者の格好をして周囲の人間を偽り、持ち主が留守中に正規の手続きであるかのように盗んでいったというのです。

その事件を耳にして以降、どうもその手に思えてしまうトラックを見かけると、徘徊しながらターゲットを物色しているんじゃないかと気にしてしまうようになってしまいました。

中にはちゃんとした廃品業者トラックもあるとは思いますが、というよりも、そもそも盗みを目的として徘徊しているトラック自体、近くにはいないのかもしれませんが、乗り物のオーナーである以上、もしかしたらを気にすると疑いの視線を送らずにはいられません。ましてや、私はマンション住まいで駐車場が自宅から見えるところにあるわけではないので、不安も大きいです。

不安もありつつも、人に対して疑いの念を寄せている自分の心もまた気持ち悪く感じて嫌なもんです。この間私と友人に話しかけたおじさんだって、実は家族の為にあくせく働いてがんばるお父さんだったかもしれません。それなのに私は冷たくあしらってしまって、おじさんは苛立ったかもしれないし、悲しんだかもしれません。

もしかしたら、あの時いらないものを引き取ってもらっておじさんと話をして「いやぁ、僕もバイクに乗るんですよ~」といった展開になり、一緒にツーリングに行ったり飲みに行く友達になれたかもしれません。純粋に興味があったから、おじさんは私のクルマやバイクを見ていたのかも知れません。

人を疑うか信用するかを見極めるのは、本当に難しいものです。

大失敗のデート

いつもは彼女と電車で出かけるのが多いのですが、珍しくクルマでドライブに出かけたこの間の休日。天気も良かったのでいいドライブになるかと思いましたが、残念ながら大失敗でした。

基本、クルマで走るときはナビにしたがって複雑な道は選択しないようにしています。バイクだとスイスイ横道に入ってしまいますが、クルマの場合ですと、横道に入って道が細くなってしまい、対向車とすれ違えなくなってしまうような場面に陥ったら面倒ですから。

そのため、渋滞にはまったとしても仕方ありません。クルマは渋滞にはまってしまうものと、僕は考えていますから。

でも、渋滞にも限度があります。一つの橋を越えるために1時間半も待ちぼうけを食らってしまっては、さすがに僕も悲鳴を上げたくなってしまいます。

原因は、橋の中央部で発生した事故のためでした。事故現場にあるクルマはスポーツカー1台だけだったので、単独で起こしたようでした。スポーツカーということで、何か無謀な運転でもしたのかなと想像しましたが、原因は分かりませんでした。

その事故のお陰さまで、ランチを予定していた、ハンバーガーが美味しいとっておきのお店には遅刻してしまい、お店はお昼休みに入ってしまいました。

悪いことはどんどん重なるもので、別のお店でごはんを食べようかと思ってクルマを走らせていると、後輪に違和感を感じました。停まって調べてみると、なんとパンクでした。

まさかの不幸の連鎖に、僕は落胆でした。でも、彼女に悪い気を感じさせてはいけないと思い「なかなかパンクなんて経験できないよね~」「不幸って重なるね!」なんて会話をしながらアクシデントを楽しみつつスペアタイヤに交換しました。

折角のドライブを色々とプランを計画していたのに、ランチはファーストフードでスペアタイヤの心配もあったので、渋滞してパンクして帰ってきただけでした。1日二人でやっていたことといえば、車内で楽しく会話していただけでした。これじゃ喫茶店に待ち合わせして話をしていたのと同じでした。

滑稽なデートに、自分では大失敗の思いは確実でした。彼女はがっかりしちゃったかとも心配しました。でも、彼女は別れ際「色々あって楽しかったね!」とだけ笑顔で言ってくれました。